※この記事は2020年3月4日に更新されました
こんにちは、水樹あおいです。
最近、友達に勧められて1冊の本を購入しました。
D・カーネギーさんの「人を動かす」という本です。

文庫版だから新品でもかなり安かったです。650円+税。
帯にも書いてありますがかなり人気の本でお勧めの自己啓発本を紹介しているブログでは高確率で書いてあります。
タイトル通り”人を動かす方法”や”人を説得する方法”、”人に好かれる方法”などが書いてあります。
今日はこの本に書いてある内容を少し紹介しようと思います。
人を動かしたいのなら相手の利益を提示しろ!

D・カーネギーは人を動かす原則に次のようなことを書いています。
「人間の行動は、心の中の欲求から生まれる・・・・だから、人を動かす最善の法は、まず、相手の心の中に強い欲求を起こさせることである。商売においても、家庭、学校においても、あるいは政治においても、人を動かそうとする者は、このことをよく覚えておく必要がある。これをやれる人は、万人の支持を得ることに成功し、やれない人は、一人の支持者を得ることにも失敗する。」
引用:「人を動かす」 D・カーネギー
この文自体もアメリカの心理学者が書いた本の引用みたいです。
英語の本を和訳した文章なのでこのままだとわかりにくいですね!簡単に言うと「人を動かすには、相手が行動したい!という欲求を自分から起こさせるのが重要」ってことです。
銃をつきつけて脅したり、怒鳴りつけても人は言うことを聞くけれどそれは一時的で見張りがいなくなったら言いつけを守らなくなる。だから、人を動かしたいのなら自分から行動したいと思わせなければならない。
言われてみたらすごく当たり前のことですがそれだけ重要ということです。
D・カーネギーはこの時重要なのが相手の立場になって考えて、”相手と自分どちらも利益を得られる”と説明することと書いています。
自分が、”相手に行動してほしい理由”をいくら説明しても人は動かない。けれど行動した結果、相手が”どのような利益を得られるか”を説明すれば行動してくれる。
例 部活動紹介

例えば、あなたがラグビー部に所属していたとする。部員は少なく、試合形式の練習ができず、さらに言うと部費も下りず部室は狭い。
あなたは部員を集めるために新入生の前で部活動紹介をしたとしましょう。
この時、こんな紹介をしたら部員は集まりません。
「私はラグビーが大好きだ!毎日練習が楽しみで仕方がない。けれど部員が少なくて試合形式の練習ができない。毎日地味な練習ばかりで退屈なんだ!部員が増えれば部費も下りるようになって部室はもっと広いところを使えるようになる!だからみんなラグビー部に入ってほしい!」
自分の都合ばかり(部員が増えた時自分が得られる利益)を話して、相手がラグビーを始めたくなるようなことは一切話していません。ちょっと例が極端すぎますが、これでは部員はほとんど増えないことが目に見えてますね。わざわざ部活に入って地味で退屈な練習をやりたい人はいない。もともとラグビーがやりたい人は別ですが、ラグビーに興味がない人をラグビー部に入れることは難しいでしょう。
ラグビーを始めたらどういった利益があるのかを相手にアピールするべきですね。ラグビーをやればガタイがよくなってモテるとか、体力がつくとか、友達ができるとかとても面白いとか。利益はいくらでもあるはずです。
部活動紹介をするのもいいですが、毎日人の目につくところでめちゃくちゃ楽しそうに練習をするのも効果的です。
まとめ

人を動かしたい時は説教やおどしをしても逆効果、その場では言うことを聞くけれど常に見張っていないとやらなくなってしまう。
自分からやりたいと思わせることが重要。
そのためには相手の立場になって考えて実際に動いたらどんな利益を得られるのかを説明する。
僕もまだまだ勉強中で人を動かすことは上手くありません。友達に、もっとポジティブで活発になってほしいのですがそれを実現させるのにはまだ時間がかかりそうです(;´Д`)
この本には他にもまだまだ人を動かすのに重要なことがいろいろ書いてあるので気になった人はチェックしてみてくださいね!
読みやすい漫画版もあったりします。
それでは今日はこの辺で。最後まで読んでくれてありがとうございました。
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