※この記事は2019年1月9日に更新されました。
今日の記事のテーマは効率的な暗記の仕方についてです。
突然ですがみなさん、勉強はしていますかー?
学生さんはもちろん、社会人になっても仕事で使う専門用語を学んだり、資格を取得したり結構勉強しますよね。僕も資格の勉強とプログラミングの勉強で毎日が充実しています。勉強してると、「あー!この前この問題やったことある!なんだったっけ!?やったのは覚えてるんだけど全然分からん!」ってなることありません?僕は頭が悪いのでしょっちゅうやります(笑)これは脳がそういう風にできていて、忘れてしまうかららしい。
脳の仕組みで忘れてしまうと言われてもせっかく勉強しても定着せずに知識として使えなかったら最悪です。勉強の意味が無くなってしまう。
「大事なことを忘れないような裏技はないの?」
そんな悩みを持つあなたに、今回は科学的に証明されている最強の勉強法を教えたいと思います。
エビングハウスの忘却曲線を知っているか?
あなたはエビングハウスの忘却曲線を知っていますか?
これはドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスさんが発表した理論で時間の経過とともに人の記憶がどのように変化していくかを示したものです。

エビングハウスさんは意味を持たない3つのアルファベットの羅列を大量に被験者に覚えさせて、その記憶がどのくらいのスピードで忘れられていくかを調べました。その結果をもとに作ったグラフがこの「エビングハウスの忘却曲線」です。
グラフを見てもらえば分かる通り、人は勉強しても20分後には42%のことを、さらに1日後には74%のことを忘れてしまいます。
どうですか?人って思ったよりも忘れっぽいと思いませんか?「頑張ってたくさん勉強したのにほとんど忘れるなんて勉強するやる気なくなっちゃう・・・」なんて思っちゃいますよね。
安心してください!そんな忘れっぽい人間のために対策方法の研究があります。
大事なことは復習で長期記憶へ
さっき勉強したエビングハウスの忘却曲線、人は勉強しても1日経ったら7割のことは忘れてしまうという内容でした。その知識を踏まえ、次のグラフを見てください。

これはカナダのウォータールー大学の研究です。黒い線がさっき学んだエビングハウスの忘却曲線です。勉強したことはどんどん忘れていってますね。次にオレンジの選を見てみましょう。
オレンジの線は復習した場合のグラフです。勉強してから24時間後に10分復習したら記憶率は再び100%に、次は1週間以内に5分勉強すればまた100%に戻っています。さらにその次は1カ月後に2~4分勉強すれば記憶が復活しています。
すごいですよね!1日後にたった10分勉強するだけで一度覚えたことを覚えなおしています。さらに1週間、1カ月後と復習の時間は短くなっても記憶率は元通り100%に戻ってます!
適切なタイミングで復習すればどんどん記憶が定着して忘れにくくなります。
これくらいの時間だったら通勤や通学途中の電車の中、お風呂に入っている時間みたいな隙間時間にできる気がしてきませんか?隙間時間にちょこっと復習するだけで記憶の定着率が全然違います。テスト前に一夜漬けで覚えるよりもはるかに楽だとは思いませんか?しかも何回も復習すれば長期記憶に繋がり、長期的に覚えておくことができるようになるのです。(やっぱ復習って大事なんやな)
エビングハウスの忘却曲線まとめ
・人は勉強しても20分で4割、24時間後には7割忘れる。
・忘れるのは脳の仕組みでしかたない
・忘れないためには復習が必要
・復習のタイミングは1日以内に10分、1週間以内に5分、1カ月以内に2~4分
どんなに頑張って勉強しても覚えたことはどんどん忘れてしまいます。しかし、一度覚えてしまえば思い出すのに必要な復習はどんどん短くなっていきます。
そして適切なタイミングで復習すれば記憶が定着して忘れにくくなる。
今回紹介した研究を利用すれば英単語の暗記や漢字の暗記のような大量に覚えないといけないようなことも効率的に勉強することができます。ぜひみなさんの勉強に役立ててください!
今回はこの辺でノシ
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