海のギャングは情に厚い!?シャチの意外な生態

シャチの学名「Orcinus orca(オルキヌス・オルカ)」は、ラテン語で「冥界からの魔物」、英名では「Killer Whele(クジラ殺し)」。

海のギャングともいわれるシャチ。大人になると5メートルから7メートルほどになり最大級のオスでは9.8メートル、体重は10トンともいわれる・・・

海のギャングでこれだけ大きな体を持つのだから「可愛いけれどとても恐ろしい生き物」、というイメージがありました。

しかし、ふと何気なく調べてみたら面白い生態を知ることができたので今日はシャチを記事にしてみようと思います。

【2019年度版】シャチに会える水族館

2019年1月30日



シャチの特徴

日本では鴨川シーワールドと名古屋港水族館でしか見ることができない(2018年7月現在)と結構レアな生き物だったりします。

よくよく考えたらシャチがどんな動物なのか知らない・・・そんな人のために改めて特徴をまとめました。

大きさ、外観

体長はオスの平均でおよそ6~7メートル。メスでも5メートル~6メートル。体重は4~8トンになるマイルカ科の仲間で最大の種です。

これだけ大きな動物に水の中で襲われたらひとたまりもありませんね。海のギャングと言われるのも納得です。

体色は主に黒と白の2色で構成されていて背中側は黒、お腹側と目の上のアイパッチという部分が白になっています。

また、大きな背びれをもち、オスだと最大で2メートルにもなるんだとか。

背びれの根本には「サドルパッチ」という灰色の模様がありこれは個体ごとに違うのでここを見れば個体識別ができるみたいです。

海最強、最速のハンター

英名のキラー・ホエールとか学名のオルキヌス・オルカからも分かるように性格は獰猛で他に天敵もいません。海の生態系の頂点に立っており、捕食対象は魚、イカ、海鳥などの小さい物からアザラシ、イルカ、ホッキョクグマ、時にはクジラまで食べます。サメ映画で有名なホホジロザメでさえ捕食されているという報告があるくらいです。シャチは海において最強なんですね。

シャチには好き嫌いがあるらしくサメの臓器だけ綺麗に食べていたり、クジラの舌だけを食べるということも確認されているみたいです。

また、体が大きいので動きが遅いと思われがちですが、時速60~70キロで泳ぐことができ、海洋哺乳類最速で狩が上手いです。

群れで囲んで逃げ場のなくなったところを一気に襲ったり、アザラシを氷の下から奇襲したり高度な狩の技術をもっています。

口に入れた魚を吐き出してカモメをおびき寄せ集まってきたカモメを食べたなんてこともあるんですから驚きです。

単独でも最強なのに群れで組織的に襲われたらサメでさえもひとたまりもないですね。

生息場所は世界一

生息場所は冷水域を好みますが、世界中に広く分布していて地球上でもっとも広く分布する哺乳類の一種ともいわれています。

日本でも北海道や和歌山県沖なのでみることができます。

また、時には餌求めて数百キロも川を遡上することもあるんだとか。

どこでも生きていけるなんてすごいですね。

知能が高く、情に厚い

シャチは知能もものすごく高いです。上でも紹介しましたが狩りが上手かったり社交性が高かったりします。

シャチはポッドと言われる母親を中心とした数頭から数十頭ほどの家族のみで構成された群れを作って生活しています。

また、驚くべきことにこのポッドごとに「方言」ともいわれるコールを持っていてそれによりお互いに情報を交換できるのです。

「方言」は親から子へ代々受け継がれていくみたいです。家族ごとに「方言」が違うので交配するときは異なる「方言」を使う相手を選び、近親交配を避けることもできるらしいです。

また、面白いことに船の音がうるさいと音量をあげて会話をするみたいです。

情が厚く仲間が襲われていると守ってあげたり、怪我をしている個体の狩りを手伝ったり獲物を分け与えたり、群れとはぐれて単独行動している個体を保護して面倒をみてあげたりすることがあるくらいです。

特に生まれたばかりの子供に対する「気配り」が多く観察されています。母親が狩りに出かけてる間、他のメスが子供の面倒を見るベビーシッターのような行動や狩りの練習のためにわざと獲物を放ったりすることもある。

また、驚いたのが生後まもなく死んでしまった子供のシャチを3日間にわたり浮き上がらせようとする母シャチが確認されました。

これにはシャチの脳に人間が感情を処理する際に使う「紡錘細胞」という神経細胞があるかららしいです。

海のギャングと言われ怖がられていますが家族思いということを知るとなんだか印象が180度かわってしまいますね。

関連記事:死んだ子供を2週間以上も離さない母シャチ

人を襲うのか?人との関係

人間は1964年、カナダのバンクーバーで初めてシャチの生きた個体を捕獲しました。今まで獰猛なハンターと恐れていたシャチ。

しかし捕獲されたシャチは今までの印象と違い、見物人の前でリラックスした態度を見せ、与えられた魚を食べ、人間を襲おうとはしませんでした。

サメやクジラだって殺すができるのだから人なんて殺そうとすればイチコロのはずです。でも襲わないのはなぜか?

実はシャチは頭がいいこともあり、食べる必要のないものを襲うことは少ないんです。

その後、水族館で飼育が始まり、試しに芸を教えてみたら高い知性と勇敢な性格から驚異的な早さで芸を覚え水族館の人気者になりました。

餌で釣られているわけではないみたいで機嫌が悪いとトレーナーの指示を無視したりもするみたいです。

人間に懐き、観客に水をかけて反応をみてふざけたりもするそうで可愛いですね。

ただ、完全に安全というわけではなく、好奇心が旺盛な動物なので食べられることはなくてもじゃれようと人間に怪我をさせるケースはあるそうです。

人に懐いたライオンがじゃれあってるうちに人に怪我させることもあるので懐いていても大きい動物には注意が必要ですね(;^ω^)



まとめ

一般的に海のギャングと呼ばれ恐ろしいイメージがある人もいるかと思いますが、実は家族思い。人に懐くなど意外に可愛い面も数多くあります。

戦闘力が高いだけでなく頭もよく、無駄な殺生をせず情に厚い。

知れば知るほど恐ろしいイメージが180度変わる面白い生物です。

シャチが気になる人はぜひ、水族館まで会いにきましょう!

【2019年度版】シャチに会える水族館

2019年1月30日

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ばりばりインドア派オタクだが実は学生時代はラグビーで全国ベスト16の経験がある。 プリティーシリーズ、アイマスが大好き。 二次元の趣味以外には、バイクやキャンプが好き。