この記事を読めばバイクの気筒数についての違いが分かるようになってきます。
「2気筒エンジンと4気筒エンジンの違いが分からない」
「そもそも気筒数ってなんの数?」
「カタログのスペック見ててもよくわからない」
あなたは2気筒エンジンと4気筒エンジンがどう違うか説明できますか?
僕は最近まで詳しく知りませんでした(笑)
なんとなく数字が多い4気筒の方が性能よさそうとか思ってたくらいです。
普通に生活してたらこんな知識入ってこないから当たり前といえば当たり前なんですけどね(;^ω^)
しかし、気筒数に関する知識があるのとないのとではバイク選びに大きな差が出てくるのも事実。
そこで、ここでは気筒数毎の特徴を解説していきます。
そもそも気筒数ってなんの数?
気筒数とはエンジンの中の「シリンダーの数」です。「シリンダー」とは簡単に言うと燃料を爆発させるところです。
これが1つだと単気筒、2つだと2気筒、4つだと4気筒になるわけです。
気筒数が増えると何が変わる?
まず気筒数が増えると部品の数も増えるのでその分重くなります。(当たり前ですねw)
そして気筒数を増やすと1つあたりの気筒数のパワーが下がります。
10のパワーを1つで出すか、2つで出すかということですね。
1つあたりのパワーが下がると発進時の加速やパワーが弱くなってしまいます。
その代わり気筒数が増えれば爆発回数も増えるので最高速がその分上がります。
簡単に言うと気筒数が少ないほど低速がパワフルで多いほど最高速が出るということです。
街乗りなら気筒数少ないほうが低速がパワフルなので乗りやすいしサーキットや峠メインなら4気筒でぶん回したほうが楽しい。
要するに向き不向きがあって一概にこれがいいとは言えないんですね。
気筒数毎の特性
ここからは気筒数毎の特性を見ていきます。気筒数が違うと結構乗り味も違います。
一緒に見ていきましょう。
単気筒

↑単気筒で有名なSR400。レトロな外見、低速重視で今でも根強い人気がある。
単気筒はシリンダーが1つだけのエンジンです。作りも単純でエンジンも軽いです。
自分でばらしてメンテできるくらい簡単な作りだとか(僕は怖くてできませんけど(;^ω^))
作りが簡単ということで車両本体価格、メンテ代が安いです。
さらにさらに燃費もよかったりします。
部品が少なくて済むので小型化してスクーターによく採用されているんだとか。
そして単気筒はスピードを出すことには向いていませんが低速時の力強いトルク、強烈なエンジンブレーキなど、街乗りに向いています。
ただ、シリンダが1つで爆発が大きい為どうしても振動は大きくなります。
個人的には400cc超えてくると2気筒じゃないと振動で手がおかしくなってまともに運転できないと思います(笑)
「その振動がたまらんっ!」っていう人もいるのでそこは好みです。
2気筒

↑YZF-R25のネイキッドモデルのMT-25。
僕が最初に乗ったバイクも2気筒でした。Ninja250Rっていう現行ニンジャのフルモデルチェンジする前のモデルなんですけど
街乗りから峠までとても扱いやすくて乗りやすかったのを覚えています。
2気筒は単気筒と4気筒の中間的な存在で僕は個人的に2気筒を初心者に勧めています。
低速トルクあるが最高速もそこそこ。初心者におすすめですね。
4気筒

↑CB400SF。教習所ではみんなこいつのお世話になるんじゃないかな?
4気筒とはシリンダーが4つあるエンジンです。
シリンダーが4つついているので部品数も多く作りも複雑。そのため値段が車両代、メンテ代ともに高いことが多いです。
燃費が悪く低回転が弱いという弱点も・・・シリンダ4つに分割されてますから
低速弱くなるのは仕方ないですね。
しかし4気筒の武器は最高速度がとても速いことです。
同じ排気量でもスピードを求めるのなら4気筒を選びましょう。
3気筒(結構珍しい)
2気筒の持つトルク感と4気筒の持つ高出力を併せ持った特性を持っている。
よくいえばなんでもできる。悪く言えば中途半端・・・かな(笑)
3気筒のバイクなんてそもそも珍しくてあまり見ないので頭の片隅にでも入れておいてください。

↑最近ではYamahaの人気モデルのMT-09とかありますよね。楽しそうなんで乗ってみたいです。
まとめ
気筒数が多ければ多いほど高性能ってわけじゃありません。
ゆっくりとことこ行くのが好きなら単気筒をおすすめしますし、
峠やサーキットも楽しみたいなら4気筒をおすすめしています。
まぁしかし、今まで散々偉そうに言ってきたけれど最終的に自分が一番かっこいいと思うバイクに乗るのが一番楽しいと思います。
妥協して、ほしくもないバイク買わされる方が後々後悔します。初バイクを妥協すると最悪バイク自体が楽しくなくなってしまいます。
現に僕の友だちに一人、値段で初バイク決めて散々な思いしてバイク嫌いになってる人います。
他人に何て言われようと自分が気に入った一台を買ってください。
それで周りの人からなんでそんなバイク買ったの?って言われても「俺はこれが一番かっこいいと思った」
っていえばバイク乗りなら分かり合えます。
趣味性の高い乗り物、バイクを楽しもうと思うのなら後悔のないバイク選びをしよう!
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